断水時に給湯器がエラー!?お湯が出ないときの原因と正しい確認・復旧手順
「お風呂に入ろうと蛇口をひねったら、水も出ないしお湯も出ない…」
「突然エラー表示が出てしまったけれど、どうすればいいのだろう?」
生活の中で突然の断水に見舞われたり、それに伴って給湯器がエラーを起こしたりすると、本当に焦ってしまいますよね。水や電気、ガスは毎日の暮らしに直結しているため、少しのトラブルでも大きな不安を感じるものです。
実は、断水が起きたときやその復旧後には、給湯器が安全装置を働かせてエラーコードを表示することがよくあります。今回は、断水時に給湯器で起こりがちなエラーの原因や、安全に元の状態へ戻すための正しい手順を分かりやすく解説していきます。いざという時に慌てず対処できるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
断水が給湯器に与える影響とは
給湯器は、内部を通る水の圧力や流れをセンサーで常に監視しています。そのため、水道の供給がストップすると、機械内部のバランスが崩れてしまいます。
水がない状態で燃焼するのを防ぐ安全機能
給湯器の内部には、水が流れていない空焚き状態のまま火がついてしまうのを防ぐための高度な安全装置が備わっています。断水によって水が供給されなくなると、センサーが異常を感知して自動的に運転を停止し、リモコンにエラーコードを表示してトラブルを知らせてくれる仕組みになっています。
【事例別】断水時や復旧後によくあるエラーと状況
実際にどのようなタイミングで不具合が起きやすいのか、具体的なケースを見ていきましょう。
1. 断水中の使用によるエラー発生
断水していることに気づかず、あるいは水を出しっぱなしにしたままにしてしまい、給湯器が空焚き状態になりかけた場合です。センサーが危険を察知して、強制的にエラー停止します。
2. 断水復旧直後の「空気の噛み込み」によるトラブル
水道管の工事や水道管の破損などで断水が起きたあと、水が復旧して再び蛇口をひねると、配管の中に残っていた空気が水と一緒に勢いよく噴き出すことがあります。この空気が給湯器の内部を通過する際、流量センサーが正常に作動せず、一時的なエラーコードが点滅するケースが非常に多く見られます。
3. サビや赤水の混入によるフィルターの目詰まり
断水が復旧した直後の水道水には、配管内に付着していた細かなサビや白い異物(カルキの結晶など)が混ざることがあります。これらが給湯器手前にある給水フィルターに引っかかり、水量が極端に落ちることでエラーを引き起こす原因になります。
断水が起きたとき、給湯器に関して避けるべきNG行動
トラブルに直面した際、良かれと思ってやったことがかえって状況を悪化させてしまうことがあります。以下のポイントには十分注意しましょう。
断水中に給湯器の電源を入れたままにしない
お湯や水が出ない状態でリモコンのスイッチを入れたままにすると、給湯器が無理に作動しようとして負荷がかかります。断水時は、家中の蛇口を閉め、必要に応じて給湯器の運転を停止させておきましょう。
無理に熱いお湯を出そうと操作しない
水圧が不安定な状態で設定温度を上げたり下げたりすると、機器の誤作動を誘発する原因になります。
安全に復旧させるための正しい手順とステップ
水道の供給が再開されたあと、給湯器を再び安全に動かすための具体的な手順を解説します。順番を守ることで、エラーや故障を防ぐことができます。
ステップ1:家中の蛇口をすべて閉める
まずは、キッチン、洗面所、お風呂、洗濯機用の蛇口など、家の中にあるすべての水栓がしっかりと閉じられていることを確認します。水が出ない状態で蛇口が開いたままになっていると、復旧した際に水が溢れ出たり、空気がうまく抜けなかったりします。
ステップ2:水道の元栓やバルブを開ける
地域の断水が解除されたら、必要に応じてメーターボックス内にある元栓を開け、各水回りに水が届く状態にします。
ステップ3:水側の蛇口から順に水を出して空気を抜く
ここが最も重要なポイントです。お湯ではなく、必ず「水」側の蛇口(お風呂や洗面所の水単体)をゆっくりと開けてください。
最初、配管の中に残っていた空気や、濁った水が「プシュー」「ボコボコ」という音とともに噴き出します。そのまま数秒間出し続け、水が透明になり、空気の混じりがなくなって安定して流れるようになったら蛇口を閉じます。この作業を家全体の水栓で行い、配管内の空気を完全に追い出します。
ステップ4:給湯器のリモコンを入れて動作を確認する
配管内の空気が抜けたら、給湯器の電源を入れます。お湯が出る側の蛇口を少し開けて、設定温度通りにお湯が温まるか、エラー表示が消えているかを確認します。
万が一エラーコードが消えない場合の対処法
手順通りに空気を抜いてもエラーが消えない場合や、リモコンに特定の数字が点滅し続ける場合は、以下のリセット作業を試してみましょう。
給湯器の運転スイッチを切る
リモコンの電源ボタンを押してオフにします。
電源プラグを抜き差しする
屋外にある給湯器の電源コンセントを一度抜き、約10秒ほど待ってから再度しっかりと差し込みます。これにより、内部のコンピュータがリセットされ、一時的な誤作動が解消されることがあります。
給水フィルターを掃除する(※必要に応じて)
もし水量が極端に少ない場合は、給湯器の給水入口にあるフィルターにゴミが詰まっている可能性があります。水抜きをしてからフィルターを取り出し、古い歯ブラシなどで優しく汚れを洗い流すことで改善することがあります。
何度リセットを行ってもエラーが解消しない場合や、ガスの臭いがするなど不安な点がある場合は、無理な自己分解は避け、速やかにメーカーの窓口や専門の施工業者へ点検・修理を依頼してください。
まとめ
断水時や復旧後における給湯器のエラーは、仕組みと正しい手順を知っていれば慌てずに対処することができます。
断水時は無理にお湯を使わず、給湯器の負担を減らすために蛇口を閉めておく
復旧後は、まず水側の蛇口を開けて配管内の空気や濁りをしっかりと出し切る
手順を踏んでもエラーが消えないときは、電源プラグの抜き差しでリセットを試す
毎日の当たり前の日常を守るために、水のトラブルが起きたときの手順を頭の片隅に置いておき、安全で快適な生活を維持していきましょう。
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