給湯器から「12」のエラーが出たときの対処法!突然の失火トラブルを解消する手順
「シャワーを浴びている途中でお湯が冷たくなってしまった…」
「お皿を洗おうとしたら、急にお湯が出なくなった…」
こんなトラブルに見舞われ、給湯器のリモコンを確認したときに「12」というエラーコードが表示されていると、どうすればいいのか戸惑ってしまいますよね。
毎日の生活に欠かせないお湯が使えなくなると非常に不便ですが、このエラーコード「12」の意味や正しい対処法を知っておけば、落ち着いて解決できるケースが少なくありません。
今回は、給湯器のエラーコード「12」が表す意味から、ご自身で試せる簡単な復旧手順、そして安全に使うための注意点まで詳しく解説します。
給湯器の「12」エラーが意味することとは?
まずは、「12」という数字が何を伝えているのかを確認しておきましょう。
給湯器の内部には、安全に機器を動かすためのたくさんのセンサーが搭載されています。その中で「12」というコードは、「失火(しっか)」が発生したことを知らせるサインです。
失火とは、次のような状態を指しています。
- 一度ガスに火がついたものの、途中で炎が消えてしまった
- 燃焼状態を維持できなくなったため、安全装置が働いて運転を停止した
点火不良を表すエラーとは少し異なり、「いったん火がついたけれども、途中で消えてしまった」という点が特徴です。風の影響や、ガスや空気のバランスなどが一時的に崩れたときにも起こりやすいエラーとなっています。
慌てず試したい!自分でできる4つの復旧ステップ
エラーコード「12」が表示されたときは、すぐに修理を依頼する前に、ご自身で試せる簡単な手順を順番に確認してみましょう。
1. 給湯器のリセット(電源の再起動)を行う
一時的なシステムエラーや、風などの外的な要因でセンサーが敏感に反応して止まってしまっている場合があります。まずは機器の電源を入れ直してみましょう。
- 室内の給湯器リモコンの電源を切る
- 給湯器の電源プラグをコンセントから抜く(または分電盤の専用ブレーカーを切る)
- そのまま10秒から1分ほど待つ
- 再びプラグを差し込み、リモコンの電源を入れる
これだけでエラーが消え、通常通りお湯が使えるようになることがよくあります。
2. ガスの供給状態や元栓を確認する
ガスコンロなど、ご自宅の他のガス機器が問題なく使えるか確認してください。もし他のガス機器も使えない場合は、ガスの供給が一時的に止まっている可能性があります。
また、ガスの元栓が何かの拍子に半開きになっていないか、レバーの向きをチェックしてみましょう。
3. ガスメーター(マイコンメーター)を確認する
もしご自宅のガス機器全体が使えない場合や、大きな地震・強い衝撃があった直後などは、ガスメーターの安全装置(遮断弁)が働いてガスがストップしていることがあります。
ガスメーターに赤いランプが点滅している場合は、ガスメーターの復帰手順に従って安全確認を行い、復帰ボタンを押してみてください。
4. 給湯器のまわりの環境を確認する
給湯器の本体や排気口のまわりに、障害物が置いてありませんか?
また、非常に強い風が吹いているときや、大雨・大雪の直後などは、排気がうまくいかずに一時的な失火を起こすことがあります。天候が荒れている場合は、天候が落ち着いてから再度お湯を出してみてください。
注意しておきたいポイント
「内部の様子を見てみよう」と、給湯器のカバーをご自身で外したり、内部の部品を触ったりすることは大変危険です。
給湯器はガスと電気を同時に扱う精密な機器です。専門的な知識や資格がないまま分解や修理を試みると、ガス漏れや不完全燃焼、さらには大きな事故につながる恐れがあります。
ご自身でできる「電源の入れ直し」や「元栓の確認」を行ってもエラーが消えない場合は、それ以上無理にいじらないようにしましょう。
プロに連絡するタイミング
何度電源を入れ直しても「12」のエラーが頻繁に再発する場合や、お湯が安定して使えない場合は、内部の部品(バーナーやフレームロッド、ガスバルブなど)の経年劣化や故障が考えられます。
次のような状況が見られたら、無理をせず専門の業者やガス会社へ点検や修理を依頼しましょう。
- 電源をリセットしてもすぐに「12」のエラーが再発する
- 日によって、または時間帯によって何度もエラーで止まる
- 給湯器の本体から異音や異臭がする、または黒いすすが出ている
- 設置から10年以上が経過している
修理や点検を依頼する際は、お使いの給湯器のメーカー名(Rinnai、NORITZ、パロマ、パーパスなど)や、リモコンに表示されているエラー番号「12」を伝えると、スムーズに対応してもらうことができます。
まとめ
給湯器の「12」エラーは、突然表示されると驚いてしまいますが、多くは「失火」を知らせる安全のための一時的な停止です。
まずは落ち着いて、
- 給湯器の電源を入れ直してリセットを試す
- ガスの元栓や他のガス機器が使えるか確認する
- 給湯器のまわりの環境に問題がないか確かめる
これらのステップを順番に確認してみてください。
毎日の暮らしを快適に保つためにも、困ったときは無理をせず、専門家の力を借りながら安全にお湯を使い続けましょう。
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