給湯器が点火しない!原因別の対処法と正しい復旧手順
「蛇口をひねっても水しか出ない」「給湯器からカチカチと音がするだけで火がつかない」。このように給湯器が点火しないトラブルは、突然の冷水による不便さだけでなく、修理が必要かどうか判断に迷うことも多いものです。
点火しない原因の多くは、ガス・電気・水の供給に関する一時的なトラブルか、安全装置の作動にあります。専門業者に依頼する前に、まずはご自身で確認できる「点火しないトラブル」への対処法を順を追って解説します。
1. 供給系をまずはチェック
給湯器が動くためには「ガス・水・電気」の3要素が揃っている必要があります。どこか一つでも滞ると、機器は着火しません。
ガスの供給状態: * 他のガス機器(コンロなど)も使えない場合は、ガスが止まっています。
ガスメーターが遮断されていないか確認してください。地震の揺れや長時間の使用により安全装置が働いている可能性があります。復帰ボタンの操作で解消されることが多いです。
水が供給されているか:
止水栓が閉まっていませんか?また、断水していないかも併せて確認しましょう。
電気(電源・ブレーカー):
リモコンの液晶は点いていますか?真っ暗な場合は、停電やブレーカー落ち、電源プラグが抜けていることが疑われます。
2. リモコンのエラー表示を確認
点火しない場合、必ずと言っていいほどリモコンに「エラーコード」が表示されています。
エラーコードの意味:
「111」や「11」などのコードは、点火不良を意味します。
「12」は立消え安全装置の作動を表します。
エラー解除の基本操作:
一度蛇口を閉め、お湯の使用を止めてください。
その後、リモコンの運転スイッチを「切」にしてから、再度「入」にします。
これでエラーが消え、点火できるようになる場合は、一時的な通信エラーや着火の失敗です。
3. 冬場の「凍結」による点火失敗
気温が氷点下になるような寒い日にお湯が出ない場合、故障ではなく配管内の「凍結」が原因です。
対処法:
基本的には、気温が上昇して自然解凍するのを待つのが最も安全です。
早く使いたい場合は、配管にタオルを巻き、その上から人肌程度のぬるま湯をゆっくりとかけてください(※熱湯は配管が破裂する危険があるため絶対に使用しないでください)。
凍結している場合、無理に点火しようとしてもセンサーが作動してエラーを繰り返すだけなので、まずは解凍を優先します。
4. プロの点検が必要なケース
上記を試しても改善されない場合、以下の深刻な故障が考えられます。
点火プラグの不具合: 火花を飛ばしてガスに点火する部品が劣化し、火花が飛んでいない状態です。
電磁弁の故障: ガスを通すための弁が開かず、ガスが供給されていない状態です。
基板の損傷: 機器全体の司令塔である基板が故障し、点火の信号を送れていません。
これらの場合は、内部部品の交換が必要となり、専用工具と有資格者による作業が不可欠です。無理に分解しようとすると、ガス漏れや大きな事故を招く恐れがあるため、すぐに専門業者へ連絡してください。
注意点:安全を最優先に
点火しようとして「ガス臭い」と感じる場合は、すぐに使用を中止してください。窓を開けて換気を行い、火の気がないことを確認した上で、ガス会社へ至急連絡しましょう。
給湯器が点火しないトラブルは、多くのケースでリセット操作によって解決します。まずは落ち着いて、上記の手順で供給状況とエラーコードを確認してみてください。もし修理が必要な状況であれば、早めに業者へ相談することで、被害を最小限に抑え、快適な生活をいち早く取り戻すことができます。
給湯器の点火に関するトラブルについて、他に詳しく知りたいことや、不安に思っていることはありますか?
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